保険のあれこれ

生命保険の豆知識

定期保険

定期保険とは、保険期間(保証期間)が決まっている保険のことです。
基本的に保険料は掛け捨てで、10年、15年といった年数で保険期間を設定する「年満了」といわれるものと、60歳まで、70歳までといった年齢で保険期間を設定する「歳満了」といわれるものがあります。年満了は更新ができる設定になっている場合が多いですが、歳満了は更新ができないような設定になっている場合が一般的です。

終身保険

終身保険とは、一生涯にわたって保険期間が続く保険のことです。
保険料の支払い方法は、亡くなるまで保険料を支払う「終身払」と、一定の年齢や一定の期間で保険料の支払いが満了する「有期払」などの方法があります。定期保険と異なり、必ず死亡保険金を支払うことになりますので、保険料は定期保険より割高になります。また保険期間中に解約する場合は、経過期間により解約返戻金が発生する場合があります。

養老保険

養老保険とは、定期保険と同じく「年満了」「歳満了」で保険期間が定まっている保険です。
保険期間中に被保険者が亡くなった場合は死亡保険金受取人に死亡保険金が支払われ、満期まで生存していた場合は満期保険金受取人に満期保険金が支払われます。資産形成をしながら、万一の状況にも備えたいと考えている方に向いています。

火災・地震保険の豆知識

火災保険(建物)

火災保険とは、火災や火災を伴うことが多い爆発や落雷、風災や雪災などの自然災害によって被った建物や建物に収容された家財等の損害を補償する保険です。建物の補償にご加入いただいている場合、万が一の際に損害に対して保険金をお支払いします。
標準的な火災保険では、以下のような損害が補償されます。

火災
(失火やもらい火による損害 消火活動による水ぬれ・破壊による損害)
落雷
(テレビアンテナが破損)
破裂・爆発
(ガス爆発により建物の一部が壊れた)
風災、雪災、ひょう災
(強風・雪により屋根のひさしが破損)
水災
(台風で水が床上浸水した)
飛来・落下・衝突
(他人の車が建物に突っ込み建物の一部を壊した)

火災保険(家財)

火災保険には建物への補償とは別に「家財」への補償もあります。家財の補償にご加入いただいている場合、家財等の損害に対して保険金をお支払いします。
この「家財」の範囲は保険の内容で異なる場合がありますが、一般的には家具や衣服などの日常生活に使用している動産を「家財」として扱います。例外として、建物の外に持ち出している家財や自動車(排気量が125cc以下の原動機自転車を除く)は家財に含まれないのが一般的です。

地震保険

地震保険とは、通常の火災保険では補償されない地震・噴火・津波を原因とする火災・損壊・埋没・流出による損害を補償する保険で、火災保険とセットで加入する保険なので地震保険単独では加入できません。
日本は比較的地震の多い国であり、そのうえ地震はいつどこで発生するかの予測が非常に困難な災害なので非常に大切な保険のひとつです。

学資保険の豆知識

学資保険とは?

学資保険は生命保険の一種で、子どもの教育資金を準備するための貯蓄性がある保険です。子どもの教育資金の一部を計画的に準備することに適しており、契約時に定めた保険料を払い込むことで子どもが一定の年齢になったときに「祝い金」、「満期金」という名目でまとまった額の給付金を受け取ることができます。さらに保険期間満了時には、満期保険金としてまとまった金額を受け取ることが可能です。

学資保険に加入できる時期

多くの保険会社は、子どもの年齢が0歳(生まれてから)から6歳の小学校入学までを加入期間として設定しています。子どもが出生していないと加入できないわけではなく、出産予定日の140日前から加入できる保険商品もあります。
一般的に学資保険の契約満了期は「18歳(大学入学時)」が多いですが、加入時期が遅くなるにつれ充分な運用期間をとれなくなってしまうため、納得のいくものがあったら先に加入しておくと良いかもしれません。

月々の保険料はいくら?

加入時期、設定する満期金の額や受け取り時期によって変わりますが、相場は貯蓄型で1万円~1万5千円程度、受取金額を200万円~250万円とする人が多いようです。
最終的に手元に戻ってくるお金とはいえ、毎月の家計から捻出するとなると慎重に検討したいものですよね。その際の選択肢の一つとして「児童手当」を保険料に充てるというご家庭もございます。世帯年収やお子さまの年齢等により額は異なりますが、5,000円~15,000円支給されている児童手当の相当額を保険料に充てると家計のやりくりが楽になるかもしれません。